【ロレックスは普通に買える】ようになった?定価購入しやすくなったウワサは本当か
「最近、ロレックスが買えるようになったらしい」という噂を耳にして、その真相が気になっている方も多いのではないでしょうか。
実際、ロレックスの購入を巡る状況は常に変化しており、正しい情報を知ることが希望のモデルを手に入れるための第一歩です。ロレックスが買えるようになったという話の背景には、購入制限のルール変更が関係しています。
また、人気のGMTマスターにおける購入制限の詳細や、噂される購入制限の抜け道は存在するのか、そして一部で「あほらしい」とも言われるロレックスマラソンの実態についても深く掘り下げていきます。
さらに、実際にロレックスを買える人の特徴、正規店で支払い方法を聞かれた際の対応策、そして多くの人が気になる「ロレックスは2025年に値上がりする?」という価格動向まで、あなたの買える確率を少しでも上げるための情報を網羅的に解説します。
- ロレックス購入制限の最新ルール
- ロレックスを購入できる確率を上げる方法
- 「買える人」になるための振る舞いや関係構築
- 今後の価格動向と、今行動すべき理由
ロレックスが買えるようになったという噂の真相

- 購入制限の対象モデル一覧
- 購入制限、半年ルールはいつまで?
- 購入制限、GMTマスターの場合
- 購入制限に抜け道はあるのか?
- ロレックスマラソンはあほらしい?
購入制限の対象モデル一覧

結論から言うと、「ロレックスが誰でも普通に買えるようになった」というわけではありません。しかし、購入環境が変化したことは事実です。
2024年12月16日から、日本のロレックス正規販売店では購入制限のルールが大幅に変更され、これまで対象外だったモデルを含む全モデルが購入制限の対象となりました。
このルールの目的は、過熱する転売行為を抑制し、純粋にロレックスを愛用したいと願う顧客へ公平に製品を届けることにあります。
以前は一部の人気スポーツモデルのみが制限対象でしたが、現在は全ての時計が対象に含まれるため、購入計画を立てる上でこの新ルールを理解することが不可欠です。
具体的には、以下の2段階の制限が設けられています。
ロレックス購入制限の基本ルール
- 全モデル対象
いずれかのモデルを購入後、6ヶ月間は他のどのモデルも購入できない。 - 特定人気モデル対象
特に人気の高いステンレススチール製の特定モデルを購入した場合、1年間は他のどのモデルも購入できない。 - 同一品番の再購入制限
購入したモデルと全く同じ品番のモデルは、一般モデルで1年間、特定人気モデルでは5年間購入できない。
1年間の購入制限が適用される特定人気モデル
特に厳しい「1年間購入制限」が適用されるのは、二次流通市場でも特に価格が高騰している以下のモデル群です。
| コレクション | リファレンス(品番例) | 特徴 |
|---|---|---|
| コスモグラフ デイトナ | 126500LN | ステンレススチール製のデイトナ。白文字盤・黒文字盤ともに含まれる。 |
| GMTマスターII | 126710BLNR / 126710BLRO | ステンレススチール製の「バットマン」「ペプシ」。 |
| 126720VTNR | ステンレススチール製のレフティモデル「スプライト」。 | |
| 126710GRNR | ステンレススチール製のグレー/ブラックベゼルモデル。 | |
| サブマリーナー | 124060 | ステンレススチール製のノンデイトモデル。 |
| 126610LN | ステンレススチール製のデイト付きブラックベゼル「黒サブ」。 | |
| 126610LV | ステンレススチール製のデイト付きグリーンベゼル「グリーンサブ」。 |
このように、現在は全てのモデルに何らかの制限がかかっているため、「買えるようになった」というよりは、「購入のルールが明確化され、一人一本の原則が徹底されるようになった」と理解するのが正確です。
購入制限、半年ルールはいつまで?

ロレックスの購入を検討している多くの方が、「この購入制限、特に全モデル対象の半年ルールはいつまで続くのか?」という疑問をお持ちでしょう。現在のところ、この購入制限ルールに明確な終了期限は設けられていません。
この制限が導入された背景には、前述の通り、異常なまでの需要の高さと、それに伴う転売市場の過熱があります。
ロレックス側としては、ブランド価値を維持し、製品が正当な価格で消費者の手に渡る状況が安定するまで、このルールを継続する可能性が高いと考えられます。
つまり、市場の需給バランスが落ち着き、多くのモデルが適正な価格で流通するようになるまでは、少なくとも数年間はこの制限が続くと見ておくのが現実的でしょう。
ロレックスの動向は常に非公開で進められるため、将来的にルールが緩和されるか、あるいはさらに厳格化されるかは誰にも予測できません。
しかし、世界的な需要の高さを考えると、当面の間は現状のルールが維持されると考えるのが自然です。購入を希望する方は、このルールを前提とした長期的な計画を立てる必要があります。
ちなみに、制限期間のカウントは購入した日からスタートします。例えば2025年10月18日にデイトジャストを購入した場合、次にどのモデルであっても正規店で購入できるのは、2026年4月18日以降となります。
購入制限、GMTマスターの場合

ロレックスの中でも特に絶大な人気を誇るGMTマスターII。このモデルの購入を希望している方は、購入制限について特に注意が必要です。
結論として、ステンレススチール製のGMTマスターIIは、最も厳しい「1年間の購入制限」および「同一品番は5年間再購入不可」というルールの対象モデルです。
これは、GMTマスターIIがデイトナやサブマリーナーと並び、転売市場で最も価格が高騰しているモデルの一つだからです。
ここで重要なのは、厳しい制限の対象となるのは主に「ステンレススチール(SS)」モデルであるという点です。ゴールドとのコンビモデル(ロレゾール)や、金無垢モデルは、この記事でリストアップした「1年間購入制限」の対象には含まれていません。
それらのモデルを購入した場合は、全モデル共通の「6ヶ月間購入制限」が適用されます。ステンレス製のGMTマスターIIは、そのデザイン性の高さと実用性から、常に需要が供給を大幅に上回っています。
「ペプシ」や「バットマン」といった愛称で親しまれるアイコニックなモデルは、正規店の店頭に並ぶこと自体が稀な状況です。
こちらでGMTマスターIIを愛用する芸能人の記事をまとめています。是非ご覧になってください。

もし運良く正規店でステンレス製のGMTマスターIIを購入できた場合、その日から1年間は他のロレックスモデル(デイトジャストやオイスターパーペチュアルなども含む)を一切購入できなくなります。
コレクションを増やしたいと考えている方は、どのモデルを最初に狙うか、戦略的に考える必要があります。
購入制限に抜け道はあるのか?

これほど厳しい購入制限があると、「何か抜け道はないのか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。インターネット上では、家族や友人の名義を借りる方法や、海外での購入といった情報が見受けられます。
しかし、安易な「抜け道」を探すことは非常にリスクが高く、基本的には推奨できません。
その理由は、日本のロレックス正規販売店が顧客情報を厳格に管理・共有しているためです。たとえ別の店舗であっても、購入時に提示する身分証明書やクレジットカードの情報から、過去の購入履歴は照会されます。
家族名義を使ったとしても、同一住所であることなどから購入制限の対象者と判断される可能性があります。
万が一、ルール違反や転売目的が疑われた場合、その店舗だけでなく、全国の正規店での今後の購入が一切できなくなる、いわゆる「ブラックリスト入り」となるリスクもゼロではありません。本当にロレックスが欲しいのであれば、正攻法で向き合うのが最善の策です。
一方で、海外の正規店や、国内外の並行輸入店、中古販売店を利用する方法があります。これらはルールを破る「抜け道」ではなく、「正規店以外の購入ルート」として確立された選択肢です。
海外の正規店
日本の購入制限は適用されませんが、世界的に品薄な状況は同じです。旅行先で偶然出会えればラッキーですが、これを目的に渡航するのは現実的ではありません。また、持ち帰る際には税金がかかることも考慮する必要があります。
並行輸入店・中古販売店
購入制限なく、希望のモデルをすぐに手に入れることができます。しかし、価格は定価を大幅に上回るプレミア価格となります。信頼できる店舗を選べば、本物を確実に入手できるというメリットは大きいです。
結論として、正規店での購入を目指すのであれば、ルールを遵守することが絶対条件です。すぐにでも手に入れたい場合は、プレミア価格を許容して並行輸入店や中古販売店を利用するのが最も確実な方法と言えるでしょう。
ロレックスマラソンはあほらしい?

ロレックスの人気モデルを求めて正規店を何度も訪れる行為は「ロレックスマラソン」と呼ばれています。しかし、その労力と成功率の低さから「ロレックスマラソンなんて、あほらしい」という声も少なくありません。
確かに、何の戦略もなしに、ただやみくもに店舗を巡回するだけのマラソンは非効率的であり、時間と精神力を消耗するだけになってしまう可能性があります。
入荷は不定期であり、タイミングが合わなければ何十回、何百回と通っても空振りに終わることも珍しくないからです。
しかし、一方でロレックスマラソンを成功させ、希望のモデルを手に入れている人がいるのも事実です。彼らは単なる運だけでなく、ある種の「戦略」を持って行動しています。
「あほらしい」で終わらせないためのポイントは、マラソンの目的を「在庫確認」だけでなく、「店舗やスタッフとの信頼関係の構築」に置くことです。
- 店舗を絞る
自宅や職場から通いやすい店舗にターゲットを絞り、継続的に訪問することで顔を覚えてもらう。 - 時間帯を工夫する
比較的空いている平日の昼間などを狙い、スタッフと落ち着いて話せる時間を作る。 - 目的を明確に伝える
欲しいモデルとその理由、ロレックスへの情熱を具体的に伝える。 - コミュニケーションを大切にする
在庫の有無だけでなく、時計に関する雑談などを通じて良好な関係を築く。
店舗側も、転売目的のバイヤーではなく、心からロレックスを愛し、大切に使ってくれる顧客に販売したいと考えています。
あなたの熱意や人柄が伝われば、入荷があった際に「あのお客様にご案内したい」と思ってもらえる可能性が生まれます。そう考えれば、ロレックスマラソンも一概に「あほらしい」とは言い切れないのではないでしょうか。
「ロレックスが買えるようになった」を実践する方法

- 買える確率を上げるには
- 本当に買える人の特徴
- 支払い方法を聞かれた時の対応
- 2025年に値上がりは?
買える確率を上げるには

ロレックス正規店での購入は、宝くじのような「運」の要素だけではありません。購入できる確率を少しでも上げるためには、計画的な準備と誠実な行動が不可欠です。
店舗側に「このお客様に販売したい」と思ってもらうことが、購入への一番の近道となります。具体的に、買える確率を上げるための行動をいくつかご紹介します。
欲しいモデルを明確にし、情熱を伝える
「何かスポーツモデルはありませんか?」といった漠然とした聞き方では、購入意欲が低いと見なされがちです。

「サブマリーナーの126610LNを探しています。父がしていた時計への憧れがあり、自分も一生モノとして使いたいんです」
上記のように、具体的なモデル名と、その時計に対するあなた自身のストーリーや想いを語れるように準備しておきましょう。
なぜそのモデルが欲しいのかを自分の言葉で伝えることで、単なる投機目的ではないことが伝わります。
身だしなみと態度を整える
ロレックスは高級品です。それにふさわしい、清潔感のある服装や丁寧な言葉遣いを心がけることは、社会人としての最低限のマナーです。横柄な態度や無理な要求は絶対に避け、謙虚な姿勢でスタッフと接することが、良好な関係の第一歩です。
購入実績は必要か?
「何か一つでも購入実績があった方が有利」という話も聞かれます。確かに、一度でもその店舗で購入していれば顧客として認識されやすいですが、新ルールではどのモデルを買っても半年間の購入制限がかかります。
本命ではないモデルを無理に購入すると、かえってチャンスを逃す可能性もあるため、慎重な判断が必要です。これらの行動は、すぐに結果に結びつくものではないかもしれません。
しかし、諦めずに誠実な態度で店舗に通い続けることで、スタッフとの信頼関係が生まれ、ある日突然、チャンスが訪れる可能性があるのです。
本当に買える人の特徴

では、具体的にどのような人がロレックス正規店で購入できているのでしょうか。様々な情報や購入者の体験談を総合すると、「本当に買える人」にはいくつかの共通した特徴が見えてきます。
それは、一言で言えば「ロレックスから見て、ブランドの価値を託すにふさわしいと判断された人」です。
店舗のスタッフは、日々多くのお客様と接する中で、その人が本当にロレックスを求めているのか、それとも転売目的なのかを注意深く見ています。以下に、購入に繋がりやすい人の特徴を挙げます。
- 転売目的ではないことが明確な人
具体的な使用シーンや時計への想いを語れる人。購入後すぐに売却するような素振りを見せない人。 - ブランドへの敬意と愛情がある人
ロレックスの歴史や時計の機構について一定の知識を持ち、会話を楽しめる人。大切に長く使う意志が感じられる人。 - 店舗との長期的な関係を望む人
購入後もメンテナンスなどで店舗と付き合っていく姿勢を見せる人。一見の客ではなく、お店のファンであることをアピールできる人。 - 謙虚で誠実な人柄の人
スタッフに対して丁寧で、感謝の気持ちを忘れない人。無理な要求をせず、お店のルールを尊重する人。
結局のところ、購入は人と人とのコミュニケーションの結果です。「この人なら、私たちのブランドを大切にしてくれるだろう」とスタッフに信頼してもらうこと。それが、入手困難な状況を突破するための最も重要な鍵と言えるでしょう。
支払い方法を聞かれた時の対応

ロレックス正規店でスタッフと話している際に、「もし本日ご用意できた場合、お支払い方法はいかがされますか?」と聞かれることがあります。これは、単なる事務的な質問ではありません。多くの場合、購入が目前に迫っている非常に重要なサインです。
この質問は、在庫がバックヤードにある可能性が高く、あなたの購入意思と支払い能力を最終確認するためのものです。ここで慌てたり、曖昧な返事をしたりすると、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
まず大前提として、現在のロレックス正規店では、現金のみでの一括購入はできません。転売対策の一環として、本人名義のクレジットカードでの支払いが必須となっています。
支払いルールのポイント
- クレジットカード必須
本人名義のクレジットカードが必要です。 - 身分証明書も必須
カード名義と一致する顔写真付きの身分証明書(運転免許証など)の提示が求められます。 - 現金併用は可能
カード決済を主として、一部を現金で支払うことは店舗によって可能な場合があります。
適切な対応方法
支払い方法を聞かれた際は、冷静に、そして明確にこう答えましょう。

「はい、本人名義のクレジットカードで一括払いの準備ができています。」
この一言で、あなたの準備が万全であることが伝わり、スムーズに購入手続きへと進むことができます。
高額な時計ですから、事前にクレジットカードの利用限度額を確認し、必要であれば一時的な増額申請をしておくことも忘れてはいけません。準備を怠らない姿勢も、購入確率を上げる重要な要素です。
2025年に値上がりは?
ロレックスの購入を検討する上で、価格の動向は非常に気になるポイントです。「今買うべきか、もう少し待つべきか」を判断する上で、将来的な値上がりの可能性は重要な要素となります。
結論から述べると、過去の価格改定の傾向や世界的な経済状況から見て、2025年以降もロレックスの定価は値上がりする可能性が非常に高いと考えられます。
実際に、ロレックスは2019年以降、年に1~2回というハイペースで定価の改定(値上げ)を繰り返しています。直近では2025年1月にも価格改定が実施されており、特に金を使用したモデルは原材料費の高騰を反映して大幅な値上げとなりました。
近年の主な価格改定の歴史
| 時期 | 概要 |
|---|---|
| 2019年10月 | 消費税増税に伴う価格改定 |
| 2020年1月 | 全体的な価格改定 |
| 2021年8月 | 全体的な価格改定 |
| 2022年1月・9月 | 円安や原材料費高騰を背景とした大幅な価格改定 |
| 2023年1月・9月 | 継続的な価格改定 |
| 2024年1月・6月 | 継続的な価格改定 |
| 2025年1月 | 金素材モデルを中心に大幅な価格改定 |
このように、値上げはもはや恒例行事となっています。「ロレックスの定価は、今日が一番安い」と言われることも多いですが、これは過去の歴史が証明しています。購入を迷っている間に、次の価格改定で定価がさらに上がってしまう可能性は十分にあります。
もちろん、未来の価格を100%断定することはできません。しかし、世界的なインフレーションや円安の傾向、そして高まり続けるブランド価値を考えれば、今後も価格が上昇していくと考えるのが自然な見方でしょう。
ロレックスの買取を検討している人は
ご愛用のロレックスの売却を検討されている際、数多くの買取店の中からどこを選ぶべきか、迷われることも多いのではないでしょうか。
ロレックスは高い資産価値を持つため、売却先の選択は非常に重要です。「どの店舗が信頼できるのか」「現在の正確な相場はいくらなのか」「少しでも高く売るにはどうすればいいか」など、疑問や不安は尽きません。
以下の記事では、ロレックスの売却先として全国に多数の店舗を展開する「買取大吉」に焦点を当て、その強みやサービスの特徴、利用者のリアルな口コミ・レビューを交えて詳しく解説しています。
後悔しないロレックス売却のために、知っておくべき情報を網羅した内容となっていますので、ぜひご一読ください。

ロレックスが普通に買えるようになったのは本当か:まとめ
- 「ロレックスが買えるようになった」は誰でも自由にという意味ではない
- 2024年12月から購入制限が全モデルに拡大されルールが明確化された
- どのモデルを購入しても最低6ヶ月間は次のロレックスが買えない
- デイトナやGMTマスターなどの人気ステンレスモデルは1年間の購入制限
- 同一モデルの再購入は1年または5年間できない
- 購入には本人名義のクレジットカードと顔写真付き身分証明書が必須
- 家族名義など安易な抜け道は発覚リスクが高く推奨されない
- やみくもなロレックスマラソンは非効率だが戦略的に行えば意味はある
- 買える確率を上げるには店舗スタッフとの信頼関係構築が最も重要
- 本当に欲しいモデルとその理由を自分の言葉で語れるように準備する
- 高級店にふさわしい身だしなみや謙虚な態度は基本中の基本
- スタッフから支払い方法を聞かれたら購入が近い重要なサイン
- ロレックスの定価は今後も値上がりする可能性が高い
- すぐに欲しい場合はプレミア価格で中古や並行輸入店を利用するのも一手
- 焦らず、しかし諦めずに、長期的な視点を持って行動することが購入への道
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