スマートウォッチをお風呂で使うのはOK?注意点とおすすめ機種

スマートウォッチでの健康管理を始めると、「24時間つけっぱなしが良い」と聞き、お風呂の間も着けるべきか悩んでいませんか。
お風呂はつけっぱなしでもOKと言われるモデルは確かに存在しますが、本当に大丈夫なのか、故障したらどうしようかと不安になりますよね。特にシャンプーが付着する環境での使用は気になるところです。
実際、ip68だからといって完全防水とは限らず、正しい知識なしに選んでしまうと失敗や後悔につながることも少なくありません。
人気のアップルやガーミン、コスパに優れたhuaweiやシャオミ、さらには話題のチョコザップのヘルスウォッチまで、様々なモデルを比較。
安いモデルやレディース向け、スリコのような選択肢も含め、あなたのライフスタイルに合った一台を見つけるお手伝いをします。
- お風呂での使用が推奨されない理由
- 防水・耐水性能(IP等級やATM)の正しい見方
- メーカー・モデルごとのお風呂に対するスタンス
- 安心して健康管理を続けるための方法
スマートウォッチをお風呂で使う必要性とリスク

- お風呂では外すべき?
- シャンプーがもたらす故障リスク
- ip68は完全防水?おすすめの防水基準
- お風呂でも使えるスマートウォッチの注意点
お風呂では外すべき?

日々の健康状態を記録するために、常時スマートウォッチを身に着けておきたいと考える方は多いかもしれません。しかし、原則としてお風呂ではスマートウォッチを外すことが推奨されます。
その理由は、単に水に濡れるという問題だけではないからです。浴室は高温多湿な環境であり、多くのスマートウォッチが想定する動作環境の範囲を超える場合があります。
また、急激な温度変化は、時計内部に結露を発生させ、電子部品の故障を引き起こす原因ともなり得ます。実際、ほとんどのメーカーは入浴時の使用を保証していません。
健康データの記録を継続したい気持ちは分かりますが、数十分間のデータを取るためだけに、高価なデバイスを故障のリスクに晒すのは賢明とは言えません。
これらの理由から、入浴時間はスマートウォッチを充電する時間に充てるなど、賢く付き合っていくことが大切になります。
シャンプーがもたらす故障リスク

家庭のお風呂以上に、銭湯や温泉、またシャンプーなどの化学製品に触れる環境では、スマートウォッチの使用に特別な注意が求められます。
まず、銭湯や温泉での使用は基本的に避けるべきです。多くの温泉には、硫黄や塩化物といった特殊な化学成分が含まれています。これらの成分は、スマートウォッチの金属部分を腐食させたり、防水用のゴムパッキンを著しく劣化させたりする原因となります。
次に、家庭での入浴時でも注意したいのがシャンプーやボディソープです。これらの洗浄剤に含まれる界面活性剤などの化学物質は、真水とは異なり、防水パッキンの素材を少しずつ侵食し、防水性能を低下させる恐れがあります。
もし付着してしまった場合は、すぐに真水で優しく洗い流し、柔らかい布で完全に水分を拭き取ることが大切です。
これらの理由から、特に銭湯や温泉ではスマートウォッチを必ず外し、家庭のお風呂でもシャンプーなどを使う際は、一時的に外すか、かからないように細心の注意を払う必要があります。
ip68は完全防水?おすすめの防水基準

スマートウォッチの仕様を見ると、「IP68」や「5ATM」といった表記を目にすることがあります。これらは防水・防塵性能を示す規格ですが、その意味を正しく理解することが、製品を長く使うための鍵となります。
防水・防塵等級「IPコード」
IPコードは、主に固形物(防塵性能)と水(防水性能)の侵入に対する保護等級を示すものです。「IP68」の場合、「6」は防塵性能が最高レベルであることを、「8」は「継続的に水中に置いても有害な影響がない」ことを意味します。
水圧や水温、化学物質への耐性を示すものではありませんので注意しましょう。
耐水性能「ATM(気圧防水)」
「ATM」は気圧防水の単位で、どれだけの水圧に耐えられるかを示します。「5ATM」であれば、水深50m相当の水圧に耐える性能を持ちます。これは水しぶきや雨、水泳といったアクティビティに対応できるレベルです。
等級 | 目安となる使用シーン | お風呂での使用 |
IP68 | 常温の真水での静的な水中利用 | 非推奨(水圧・水温・石鹸は想定外) |
3ATM | 日常生活での手洗いや雨 | 不可 |
5ATM | シャワー、プールでの水泳 | 条件付きで可(メーカー保証外が多い) |
10ATM | 水上スポーツ、シュノーケリング | 5ATMよりは安心だが、推奨はされない |
表から分かるように、「IP68 = 完全防水」という認識は誤りです。お風呂での使用を考えるのであれば、最低でも5ATM以上の耐水性能が一つの目安にはなりますが、あくまで自己責任の範囲での使用と考えるのが無難です。
お風呂でもOKとされるスマートウォッチの注意点

一部の製品では「お風呂でも使える」といった点をアピールしていることがありますが、これにはいくつかの注意点が存在します。多くの場合、メーカーの公式な保証内容を詳しく確認すると、使用には厳しい条件が付けられています。
例えば、「40℃未満のお湯であること」「石鹸やシャンプー、入浴剤などを使用しないこと」「サウナやスチームルームでは使用しないこと」といった但し書きが記載されているケースがほとんどです。
これを守らずに故障した場合、保証の対象外となる可能性が高まります。また、「お風呂OK」とされるモデルであっても、長期間使用するうちに防水パッキンは自然に劣化していきます。
新品の時には問題なくても、1年後、2年後も同じ性能が維持されるわけではないことを理解しておきましょう。お風呂で使えると言われているモデルであっても、あくまで故障のリスクは存在するという前提で慎重に取り扱うことが求められます。
お風呂はNGでも健康管理におすすめのスマートウォッチ

- レディースに人気のアップルウォッチ
- 定番のガーミンの耐水性能
- 機能豊富なファーウェイの実力
- シャオミ スマートバンドの実力
- チョコザップのヘルスウォッチは使える?
- スリコなど安いモデルは避けるべき?
レディースに人気のアップルウォッチ

洗練されたデザインでレディースにも人気のアップルウォッチは、高い耐水性能を備えています。現行モデルの多くは50メートルの耐水性能(5ATM相当)を持っており、プールや海といった浅水でのアクティビティに対応可能です。
ただし、Appleの公式見解では、シャワーを浴びることは許可されていますが、石鹸、シャンプー、ボディソープ、コンディショナーなどに触れさせることは推奨していません。これらの製品は、水密性を保つパッキンや音響膜に悪影響を与える可能性があるためです。
また、サウナやスチームルームでの使用も避けるよう案内されています。これらのことから、アップルウォッチを装着したままお風呂に入ることは、技術的には可能ですが、故障のリスクを伴う行為と言えます。
定番のガーミンの耐水性能

アスリートから高い支持を得ているガーミンは、その多くのモデルで高い防水・耐水性能を実現しています。多くの製品が5ATMまたは10ATMの気圧防水等級を備えており、プールでの水泳や雨天時のランニングでも安心して使用できます。
しかし、ガーミンの公式サイトでも、お風呂での使用を手放しで推奨しているわけではありません。特に石鹸やシャンプー、日焼け止めといった化学物質が防水シールに与えるダメージや、高温のお湯による影響を懸念しています。
ガーミンのスマートウォッチは堅牢な作りが魅力ですが、その性能を長く維持するためには、やはり入浴時の使用は控えるのが望ましいでしょう。
機能豊富なファーウェイの実力

ファーウェイのスマートウォッチは、美しいデザインと長時間のバッテリー持続、そして充実した健康管理機能で人気を集めています。多くのモデルが5ATMの防水性能に対応しており、日常生活での水濡れや水泳などのシーンで活用できます。
一方で、ファーウェイも他のメーカーと同様に、高温多湿な環境での使用には注意を促しています。公式なユーザーガイドでは、熱いシャワー、温泉、サウナなどでの使用は避けるよう明記されています。これは、急激な温度変化が防水構造にダメージを与える可能性があるためです。
したがって、機能が豊富で魅力的なファーウェイのスマートウォッチですが、お風呂で温かいお湯に浸かるような使い方には向いていません。日常的な健康管理のパートナーとして長く愛用するためにも、入浴時には外して充電するなどの習慣をつけることをおすすめします。
シャオミ スマートバンドの実力

安い価格帯でありながら、必要十分な機能を備えていることで人気のシャオミのスマートバンドシリーズ。多くのモデルで5ATMの気圧防水性能を有しており、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。
しかし、シャオミもサウナやダイビングといった、高温や高水圧がかかる環境での使用は推奨していません。
シャオミのスマートバンドは、安い割には上位モデルに引けを取らないものの、お風呂での使用に関するリスクは同じように存在します。コストを抑えつつスマートウォッチを試したい方には最適ですが、取り扱いには同様の注意が必要です。
チョコザップのヘルスウォッチは使える?
フィットネスジム「chocoZAP(チョコザップ)」の入会特典として提供されるヘルスウォッチは、IP68の防塵防水性能を備えています。前述の通り、IP68は常温の真水における一定時間の水没に耐える性能を示すものです。
そのため、トレーニング中の汗や手洗い程度の水濡れであれば、問題なく使用できます。しかし、チョコザップの公式サイトでも、2メートル以上の水深での遊泳、サウナ、温泉、湯気が出るような高温多湿の場所での使用は避けるよう案内されています。
これは、IP68規格が、お風呂のような水圧や温度変化、石鹸などの化学物質が関わる環境を想定していないためです。運動の記録を主な目的とするデバイスであると理解し、入浴時には外して適切に管理することが、長く使い続けるためのポイントとなります。
スリコなど安いモデルは避けるべき?

3COINS(スリコ)をはじめとする雑貨店では、非常に手頃な価格でスマートウォッチ(デバイスバンド)が販売されていることがあります。これらの格安モデルは、スマートウォッチの基本的な機能を試してみたいという方にとって魅力的な選択肢です。
しかし、防水性能に関しては特に注意深く確認する必要があります。多くの場合、「生活防水」や「IPX7」といった等級にとどまります。
生活防水は汗や雨などに対応できる程度であり、IPX7は「一時的に水中に沈めても影響がない」というレベルです。どちらの規格もお風呂のような継続的な水濡れや水圧、高温には対応していません。
これらのモデルをお風呂で使用した場合、極めて高い確率で故障につながると考えられます。格安モデルは初期投資を抑えられるメリットがありますが、耐久性や性能には限界があることを理解し、用途を限定して使用するのが賢明です。
まとめ:スマートウォッチとお風呂の正しい知識
- スマートウォッチはお風呂では基本的に外すのが推奨される
- 理由は水濡れだけでなく高温多湿や温度変化のリスクがあるため
- 入浴時間はスマートウォッチの充電時間に最適
- シャンプーや石鹸は防水パッキンを劣化させる原因になる
- 温泉の成分は金属部品を腐食させる可能性がある
- 防水等級IP68は完全防水を意味しない
- IP68は常温の真水での静的な耐性を示すもの
- 5ATM(5気圧防水)はシャワーや水泳に対応できる目安
- 耐水性能は経年劣化するため過信は禁物
- メーカー保証は石鹸や入浴剤使用時の故障を対象外とすることが多い
- アップルウォッチはシャワーは可能だが石鹸類の使用は非推奨
- ガーミンも化学物質や高温環境での使用を推奨していない
- ファーウェイやシャオミも同様に高温多湿環境を避けるよう案内
- チョコザップのヘルスウォッチ(IP68)もお風呂での使用は非推奨
- スリコなどの格安モデルは防水性能が低く入浴には不向き
- 使用後は真水で洗い流し完全に乾燥させることが大切
- 自己責任での使用は常に故障のリスクを伴うと理解する
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