Apple watch・緑の光の消し方｜点灯し続ける理由と対策を徹底解説

Apple Watchを使っていると、裏側から緑の光がずっと点灯し続けているのを見かけることがあります。この現象に不安に思う方も少なくありません。

実際、ずっと緑に光る原因にはさまざまな要素が関係しています。たとえばワークアウトが終了できない場合や、外しても光ってることがあるのもその一例です。

この記事では、Apple Watchの緑の光が消えない原因から、ワークアウトアプリが終了できないときの対処法、心拍数センサーを無効にして電気を消す具体的な手順まで、わかりやすく解説します。

緑の光がなぜ消えないのか、どうやって無効にして消すべきかを網羅的に紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

Apple watchの緑の光・消し方と基本知識

ずっと緑に光る原因とは

Apple Watchの緑の光がずっと点灯し続ける原因は、主に心拍数センサーが動作を続けているためです。Apple Watchは、背面に搭載された緑色LEDとフォトダイオードを使って血流を検出し、心拍数を測定しています。

このセンサーは通常、運動中やヘルスケアアプリのバックグラウンド計測など特定のタイミングで作動しますが、何らかの理由で終了せず、継続的に動作することがあります。

特に多い原因は、ワークアウトアプリが終了していないケースです。例えば、運動を終えたあとにアプリを手動で「終了」していないと、Apple Watchは運動中と判断し続け、心拍数測定を継続してしまいます。

さらに、設定によっては日常的な心拍数モニタリングが有効になっており、睡眠時やリラックス中でも自動で計測が行われている場合もあります。

また、まれにソフトウェアの不具合が原因となることもあります。古いwatchOSバージョンを使用していると、心拍数センサーが正しくオフにならないバグが存在することが報告されています。

このような場合、Apple Watchを再起動するか、ソフトウェアアップデートを行うことで解消することが多いです。

外しても光ってる理由

Apple Watchを手首から外しているのに緑の光が光ったままになっている場合、それはセンサーがまだ腕に装着されていると誤認している可能性があります。

Apple Watchの心拍数センサーは、皮膚に密着していることで動作する仕組みになっています。しかし、ベルトが緩い状態だったり、外した直後でセンサー部分に汗や水分が付着していると、センサーが装着状態と誤認し、緑色LEDを照射し続けることがあるのです。

また、外した際にワークアウトアプリやマインドフルネスアプリがセッション中のままになっていると、センサーは停止せず、計測を続ける設計になっています。

この場合、Apple Watch側はユーザーがアクティビティを中断したと認識していないため、光を消す指示が出されません。

もし外した状態でも緑の光が続くなら、まずワークアウトなどのアプリが起動していないかを確認し、アプリを終了させるか、Apple Watch自体を一度再起動してみることが推奨されます。これにより、大半の誤作動はリセットされ、通常通り光が消えるでしょう。

緑の光は結局なに？

Apple Watchの裏側から放たれる緑の光は、上述したように心拍数を測定するために使われているものです。

Apple Watchに搭載された光学式心拍センサーは、緑色LEDとフォトダイオードを組み合わせた仕組みで、血流の量を感知して心拍数を計測しています。

緑色が選ばれている理由は、血液が緑色の光をよく吸収する特性を持っているためです。この特性を活かして、Apple Watchは皮膚のすぐ下を流れる血液の量を高精度で測定することが可能になっています。

この技術は「光電式容積脈波（PPG）」と呼ばれ、病院などの医療現場でも用いられる実績ある測定法のひとつです。

通常はワークアウト中や健康管理のためにバックグラウンドで自動的に作動しており、ユーザーが特別な操作をしなくても心拍数を継続的にモニタリングしてくれます。

その一方で、緑の光が長時間点灯しているとバッテリー消耗の原因にもなるため、必要に応じて設定でコントロールすることが推奨されています。

裏側が赤く光る時の違いとは

Apple Watchを使っていると、緑の光だけでなく裏側が赤く光る場面もあります。この赤い光と緑の光は、目的が異なるため、その違いを理解しておくとより便利に使いこなせるでしょう。

まず、緑の光は心拍数測定に使われるのに対し、赤い光は主に「血中酸素濃度（SpO₂）」の測定に使用されます。Apple Watch Series 6以降のモデルには血中酸素濃度センサーが搭載されており、赤色および赤外線LEDを使って体内の酸素レベルを推定します。

この機能により、健康状態をより包括的に把握できるようになっています。赤色LEDは、緑色の光よりも深い部分に到達する性質があるため、血液中の酸素の量を測定するのに適しています。そのため、緑色と赤色ではそもそも測定対象も仕組みも異なるわけです。

なお、赤い光は血中酸素の測定が行われるタイミング、例えば睡眠中や「血中酸素アプリ」を手動で起動したときなどに点灯します。

特別な設定をしない限り、普段意識することは少ないですが、裏側が赤く光るのを見かけたら、それは健康状態を細かく記録してくれているサインだと理解しておきましょう。

Apple watchの緑の光・消し方と具体的な対策

ワークアウト終了できない時の対処法

Apple Watchを使用していると、ワークアウトを終了したつもりでもアプリが動作し続けていることがあります。この状態が続くと、緑の光が消えずに心拍数センサーが動き続け、バッテリー消耗の原因にもなります。

ワークアウトが終了できないときは、適切な手順でアプリを完全に停止する必要があります。まず基本の操作として、Apple Watchのワークアウトアプリを開きます。ワークアウト中の画面になったら、ディスプレイを右にスワイプします。

そこに「終了」というボタンが表示されるので、これをタップしましょう。その後「完了」または「保存」を選択することで、ワークアウトが正式に終了し、心拍数センサーの動作も停止します。

もしこの通常操作で終了できない場合、アプリ自体がフリーズしている可能性も考えられます。その際は、Apple Watchのサイドボタンを押してアプリ一覧を表示し、ワークアウトアプリをスワイプして強制終了を試みてください。

これでも解決しない場合は、Apple Watch本体の再起動を行うのが有効です。再起動することで、システム全体がリセットされ、正常にアプリが終了処理されることが多いです。

また、Apple WatchとiPhoneの間で同期エラーが発生しているケースも稀にあるため、iPhone側の「Watch」アプリからワークアウト履歴を確認し、アクティビティを手動で管理するのも一つの方法です。

こうした手順を踏むことで、ワークアウト終了ができない問題に対しても適切に対処することが可能になります。心拍数センサーの無駄な作動を防ぎ、バッテリー寿命を守るためにも、正しい終了方法を覚えておきましょう。

心拍数センサーの電気を消す・無効の手順

Apple Watchの裏側で点灯する緑の光を完全に消したい場合には、心拍数センサーの動作をオフにする設定変更が必要です。心拍数センサーを停止させれば、緑のLEDライト（いわゆる”電気”）も同時に消えます。

この操作は、Apple Watch本体とiPhoneのどちらからでも行うことができるため、状況に応じて使い分けると便利です。まずApple Watch本体から操作する場合、「設定」アプリを開きます。

そこから「プライバシーとセキュリティ」を選択し、「ヘルスケア」→「心拍数」という順にタップしていきます。表示された心拍数センサーのスイッチを「オフ」に切り替えると、即座に心拍数測定が停止し、緑の光も消えます。

一方、iPhone側から設定する場合は、「Watch」アプリを開き、「マイウォッチ」タブから「プライバシー」を選択します。その中にある「心拍数」という項目をオフに設定することで、同様にセンサーを無効化できます。

どちらの方法でも結果は同じで、センサーの電源がカットされるため、緑の光は点灯しなくなります。ただし、心拍数センサーをオフにすると、運動中のカロリー計測や日常の健康データ収集機能が一時的に停止する点には注意が必要です。

たとえば、エクササイズの強度管理やストレスモニタリングが正確にできなくなる可能性があります。もし短時間だけ消したい場合は、設定で完全に無効化せず、「低電力モード」をオンにするだけでもセンサーの作動を一時停止できます。

この方法なら、必要なときにすぐ機能を再開できるので、使い分けがしやすくなります。以上の手順を押さえておけば、Apple Watchの心拍数センサーの”電気”を、必要に応じて簡単にコントロールできるようになるでしょう。

一時的にオフにする

Apple Watchの緑の光を「完全に無効化」するのではなく、一時的にオフにしたい場合は、設定を変えずに簡単な操作で対応できます。この方法は、心拍数測定機能を無効にしたくないけれど、短時間だけ光を消したいときに非常に便利です。

具体的な手段のひとつは、Apple Watchの「低電力モード」を使用することです。Apple Watchの画面下端から上にスワイプしてコントロールセンターを開き、バッテリーアイコンをタップすると「低電力モード」のスイッチが表示されます。

これをオンにすることで、心拍数センサーを含む多くのバックグラウンド機能が一時的に停止し、緑の光も消えます。また、ワークアウト中であれば、ワークアウト設定内にも「低電力モード」を個別に適用するオプションが存在します。

この設定を有効にすると、運動中でも心拍数センサーが働かず、バッテリーを節約しながら光をオフにできます。一時的にオフにする場合、心拍数のリアルタイムデータは取得できなくなりますが、低電力モードを解除すればすぐに元通り心拍数測定を再開できます。

健康管理やフィットネスデータに影響を残さずに光を消せるため、バッテリーの消耗を気にする場面や光が気になる状況において非常に有効な対策となります。

再起動・リセットでも消えない場合の対策

Apple Watchを再起動したりリセットしたにもかかわらず、緑の光が消えないケースに直面することがあります。このような場合、単なるソフトウェアの一時的不具合ではなく、より深い原因が潜んでいる可能性を考慮する必要があります。

まず試すべきは、Apple WatchとペアリングしているiPhone側の「Watch」アプリで設定を見直すことです。特に「プライバシー」内にある「心拍数」設定がオンになっているかどうかを確認し、必要に応じて一度オフにしてみましょう。

その後、Apple Watch本体の「設定」アプリでも同じ設定をチェックし、同期が正しく行われているかを確認します。ペアリングのズレが原因でコマンドがうまく反映されていないこともあるためです。

それでも緑の光が消えない場合は、「ワークアウト」アプリや「マインドフルネス」アプリがバックグラウンドで動作していないかを再度確認し、すべてのアクティビティを終了することが必要です。

特にワークアウト中断ではなく「終了」操作ができていないと、心拍数センサーが作動し続ける設計になっています。さらに、watchOSのバージョンアップも非常に効果的です。

Apple Watchに古いソフトウェアがインストールされていると、心拍数センサーの停止処理にバグが存在する場合があります。iPhoneの「Watch」アプリから「ソフトウェア・アップデート」を実行し、最新のバージョンに更新することをおすすめします。

最終手段として、Apple Watchの「すべてのコンテンツと設定を消去」＝完全初期化を行う方法もあります。ただし、この操作はすべてのデータが消去されるため、事前にiPhoneと同期して最新のバックアップを取得しておくことが絶対条件です。

初期化後にバックアップから復元すれば、必要なデータを失うことなく、正常な状態に戻すことが可能です。

このように、単純な再起動やリセットで改善しない場合でも、段階的に適切な手順を踏めば緑の光のトラブルを解消することができます。

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Apple watch緑の光 消し方と原因・対策まとめ

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