【タグ・ホイヤーかオメガ】どっちを選ぶ？人気2大ブランドを徹底比較！

高級腕時計の購入を検討する際、多くの人が候補に挙げるのがタグ・ホイヤーとオメガではないでしょうか。

「タグ・ホイヤーとオメガ、どっちを選べば後悔しないだろうか」と悩むのは自然なことです。オメガの時計は、スピードマスターやシーマスター アクアテラといった象徴的なモデルを持ち、世界的な知名度を誇ります。

一方でタグ・ホイヤーも、スポーティーなカレラが人気で、時計好きから高い評価を得ています。ロレックスを含めた3ブランド、つまりロレックス、オメガ、タグホイヤーの格付けや、世界で何位のランクに位置するのかは気になるところです。

また、「40代でこのブランドは恥ずかしい？」「買ってはいけないブランドってあるの？」といった疑問も出てくることでしょう。

タグ・ホイヤーかオメガどっち？ブランド格で比較

世界で何位？両ブランドのランクを解説

「タグ・ホイヤーとオメガは、世界的に見てどのくらいのランクに位置するのか」これは、多くの方が抱く素朴な疑問でしょう。結論から言うと、ブランドの格付けとしてはオメガの方がやや上に位置づけられることが多いです。

時計業界のプロによる格付け調査では、知名度、性能、伝統、資産価値などを総合的に評価したランキングで、オメガは常にトップ5に入る常連です。

一方、タグ・ホイヤーもトップ10に入る実力を持つ人気ブランドであり、特にコストパフォーマンスの面で高い評価を受けています。このことから、どちらも世界有数の高級時計ブランドであることに間違いはありません。

ブランド評価のポイント

時計ブランドの価値は、単純な価格だけでなく、歴史的背景、技術革新、ブランドイメージ、そして市場での人気（資産価値）など、多くの要素から総合的に判断されます。

下の表は、一般的なブランド評価の観点をまとめたものです。どちらのブランドもそれぞれに強みがあることが分かります。

このように、オメガはブランド全体のステータスや歴史的な物語性でリードしているのに対し、タグ・ホイヤーは「手の届くラグジュアリー」として、優れたコストパフォーマンスと革新性で独自の地位を築いていると言えるでしょう。

ロレックス、オメガ、タグホイヤーの格付け

高級腕時計の世界では、しばしばブランドの「格」が話題に上ります。特にロレックス、オメガ、タグホイヤーの3ブランドは知名度が高く、比較される機会が多いです。

一般的に、この3ブランドの格付けはロレックス ＞ オメガ ＞ タグ・ホイヤーになると考えられています。もちろん、これはあくまで一般的な序列であり、個々のモデルの価値や個人の好みによって評価は変わります。

しかし、ブランド全体のステータス、歴史、技術力、そして何より資産価値（リセールバリュー）の観点から見ると、この順番になるという見方が大勢を占めています。

「格」で選ぶならロレックスやオメガ、コストパフォーマンスや現代的なデザインを重視するならタグ・ホイヤー、というように、ご自身の価値観に合わせて選ぶのが一番ですね。

40代で着けていて恥ずかしい時計は？

「40代でこの時計を着けていたら恥ずかしいだろうか？」という不安は、特に初めて本格的な高級時計を購入する際に抱きがちなものです。結論から申し上げると、タグ・ホイヤーやオメガを40代で着けていて恥ずかしいということは一切ありません。

むしろ、どちらのブランドも社会的な信頼と実績があり、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く対応できるため、40代の男性にこそふさわしい選択肢と言えます。

重要なのはブランド名ではなく、その時計が自分のライフスタイルや服装、そしてTPO（時、場所、場合）に合っているかどうかです。

年齢を重ねると、時計選びの基準も少し変わってきます。以下の点を意識すると、より自分に合った一本が見つかるでしょう。

もし不安であれば、比較的シンプルな文字盤の色（ブラック、ホワイト、ブルー、シルバーなど）で、革ベルトにも交換できるモデルを選ぶと、対応できるシーンの幅が広がりおすすめです。

最終的に、ご自身が「かっこいい」と心から思える時計を選ぶことが最も大切です。自信を持って身に着けていれば、その時計はあなたの魅力を一層引き立ててくれるはずです。

買ってはいけないブランドの特徴

高級腕時計の世界において、「買ってはいけないブランド」というものは、基本的には存在しません。どのブランドも長い歴史の中で技術を磨き、独自の哲学を持って時計作りをしています。

しかし、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、知っておくべき注意点はいくつかあります。これは特定のブランドを指すものではなく、購入を検討する際にチェックすべき「特徴」と捉えてください。

購入前に確認すべき3つのポイント

1.正規メンテナンスの体制（並行差別）

ブランドによっては、正規販売店以外（並行輸入店など）で購入した時計のメンテナンス料金を割高に設定したり、修理の受付自体を制限したりする「並行差別」が存在します。

タグ・ホイヤーはLVMHグループ傘下に入ってから並行差別を行うようになりましたが、オメガが属するスウォッチグループは並行差別がないことで知られています。

一生ものとして長く使うことを考えるなら、メンテナンス体制は非常に重要なポイントです。

2.リセールバリュー（資産価値）

「いつか他の時計に買い替えるかもしれない」と考えるなら、リセールバリューは無視できません。一般的に、需要が高く、市場での流通量がコントロールされているブランドやモデルは資産価値が落ちにくい傾向にあります。

この点では、オメガはタグ・ホイヤーよりも有利な場合が多いです。

3.ブランドの方向性と自身の好み

ブランドにはそれぞれコンセプトがあります。例えばタグ・ホイヤーは「最前衛（アヴァンギャルド）」を掲げ、時代のトレンドを反映したモデルを次々と発表します。

これは魅力である一方、10年後にはデザインが古く感じられる可能性も秘めています。対してオメガのスピードマスターのように、基本デザインをほとんど変えずに続く普遍的なモデルも存在します。どちらが良いかは、完全に好みの問題です。

「買ってはいけない」と断じられるブランドはありませんが、ご自身の使い方や価値観に合わないブランドを選んでしまうと、後悔につながる可能性があります。これらのポイントを参考に、総合的に判断することが大切です。

タグ・ホイヤーとオメガどっち？人気モデルで比較

オメガの時計が持つ普遍的な魅力とは

オメガの時計が世界中の人々から愛され続ける理由は、その卓越した性能や美しいデザインだけに留まりません。170年以上の歴史の中で紡がれてきた、数々の伝説的なストーリーがブランドに深い魅力を与えています。

オメガの魅力を語る上で欠かせないのが、NASA（アメリカ航空宇宙局）との関係です。過酷なテストをクリアし、人類初の月面着陸に携行された「スピードマスター」の逸話は、オメガの信頼性と耐久性を象徴する物語としてあまりにも有名です。

宇宙という極限環境でその性能を証明した事実は、他のブランドにはない唯一無二の価値となっています。また、映画「007」シリーズでジェームズ・ボンドが愛用する時計としても知られています。

スタイリッシュで高性能な「シーマスター」は、ボンドのキャラクターと共に世界的なアイコンとなりました。さらに、1932年以来、数多くのオリンピックで公式タイムキーパーを務めており、スポーツ計時の分野においてもその精度と信頼性は揺るぎないものです。

このように、歴史的なストーリー、確固たる信頼性、そして最先端の技術力が三位一体となっている点こそが、オメガの時計が持つ普遍的な魅力の源泉と言えるでしょう。

オメガの象徴スピードマスターを紹介

オメガを代表するモデルと聞かれれば、多くの人が「スピードマスター」を挙げるでしょう。1957年の誕生以来、半世紀以上にわたって時計史にその名を刻み続ける、まさに不朽の名作です。

スピードマスターの最大の魅力は、その完成された普遍的なデザインにあります。誕生から現在に至るまで、基本的なデザインをほとんど変えていないにもかかわらず、全く色褪せることがありません。

視認性に優れたブラックの文字盤、タキメータースケールが刻まれたベゼル、そして3つのインダイヤルが並ぶクロノグラフのレイアウトは、「クロノグラフの完成形」と称されています。

そして、このモデルを伝説にしたのが、前述の通り「ムーンウォッチ」としての歴史です。1969年、アポロ11号の乗組員と共に月面に降り立ったスピードマスターは、地球外で時を刻んだ最初の腕時計となりました。

一生ものとして長く使える時計を探している方にとって、デザインが今後古くなる心配がほとんどないスピードマスターは、非常に有力な選択肢の一つになりますね。

こんな人にはオメガがおすすめ

人気のシーマスターアクアテラも解説

オメガのもう一つの柱である「シーマスター」コレクションの中で、近年特に高い人気を誇るのが「シーマスター アクアテラ」です。

プロフェッショナルなダイバーズウォッチの系譜にありながら、よりエレガントで都会的なデザインを持つこのモデルは、オン・オフを問わず使える万能性が魅力です。

シーマスター アクアテラを象徴するのが、「チークコンセプト」と呼ばれる文字盤のデザインです。これは豪華なヨットのウッドデッキをモチーフにした縦縞模様で、時計にスポーティーかつ上品な印象を与えています。

光の当たる角度によって表情を変える美しい文字盤は、多くの時計ファンを魅了しています。

デザイン性だけでなく、実用性の高さもアクアテラの大きな強みです。モデルの多くは150mの防水性能を備えており、日常生活において水濡れを気にする必要はほとんどありません。さらに、近年のモデルにはオメガの最先端技術が惜しみなく投入されています。

桁違いの耐磁性能「マスター コーアクシャル」

スマートフォンやパソコン、タブレットなど、私たちの身の回りには磁気を発する製品が溢れています。この磁気は機械式時計の精度を狂わせる最大の敵の一つです。

しかし、マスター コーアクシャル キャリバーを搭載したアクアテラは、15,000ガウスというMRIにも匹敵するほどの超強力な磁場にも耐えることができます。これにより、日常生活で磁気を気にすることなく、安心して時計を使用することが可能です。

このように、洗練されたデザインと、過酷な環境にも耐えうるタフな性能を両立している点が、シーマスター アクアテラがビジネスパーソンを中心に絶大な支持を集める理由と言えるでしょう。

スーツにもカジュアルな服装にも合わせやすい、まさに「最初の一本」としても「最後の一本」としても最適な選択肢の一つです。

タグホイヤーの代表作カレラの魅力

タグ・ホイヤーを語る上で絶対に外せないのが、ブランドの象徴とも言える「カレラ」コレクションです。

1963年、伝説的なロードレース「カレラ・パナメリカーナ・メキシコ」にインスピレーションを得て誕生したこのモデルは、モータースポーツの情熱とロマンを体現しています。

カレラの魅力は、まずその洗練されたスポーティーなデザインにあります。レースカーのダッシュボード計器のように、瞬時に時間を読み取れる高い視認性を追求して設計されており、無駄を削ぎ落としたクリーンなデザインが特徴です。

当初はクロノグラフモデルとして誕生しましたが、現在ではシンプルな3針モデルから複雑機構を搭載したモデルまで、非常に幅広いバリエーションを展開しており、自分のスタイルや用途に合わせて選べるのも大きな魅力です。

自社製ムーブメントへの進化

近年、タグ・ホイヤーはムーブメントの自社開発に力を入れています。その代表格が「キャリバー1887」や、その後継機である「ホイヤー02」です。

これらの自社製ムーブメントは、高い精度と約80時間という長いパワーリザーブを誇り、タグ・ホイヤーの技術力の高さを証明しています。

オメガのスピードマスターが「不変の定番」であるのに対し、カレラは時代のトレンドを取り入れながら進化し続ける、現代的な魅力を持つコレクションと言えるでしょう。

がっちりとした重厚感と、シャープで知的なデザインを好む方には、非常におすすめのモデルです。

こんな人にはタグ・ホイヤーがおすすめ

資産価値やリセールバリューで比較

高級腕時計を購入する際、特に「一生もの」として考えるならば、その時計が持つ資産価値やリセールバリューは気になるポイントです。

将来的に売却する可能性が少しでもあるなら、購入時の価格と売却時の価格の差が小さい、いわゆる「値落ちしにくい」モデルを選ぶのが賢明です。

タグ・ホイヤーとオメガをこの観点で比較した場合、一般的にはオメガの方が資産価値は高い傾向にあります。オメガは世界的な需要が非常に高く、ブランドイメージが確立されているため、中古市場でも価格が安定しています。

特にスピードマスターやシーマスターといった人気定番モデルは、年式が古くても高値で取引されることが珍しくありません。

一方、タグ・ホイヤーは、新品が比較的手頃な価格で手に入ることや、アウトレットでの販売もあることから、購入後の価格下落率はオメガよりも大きくなる傾向があります。しかし、これはタグ・ホイヤーの価値が低いという意味ではありません。

購入価格が重要

リセールバリューは「購入価格に対して何%で売れるか」で考えます。タグ・ホイヤーは並行輸入品や中古品が、定価に比べてかなり安く手に入ることが多いです。そのため、賢く購入すれば、売却時の損失額をオメガと同等か、それ以下に抑えることも可能です。

純粋な投資対象として時計を見るならオメガに軍配が上がりますが、タグ・ホイヤーも買い方次第で十分に賢い選択となり得ます。ご自身の予算や、将来時計をどうしたいかを考えて判断するのが良いでしょう。

結論！タグ・ホイヤーかオメガどっちを選ぶべきか

ここまで、タグ・ホイヤーとオメガを様々な角度から比較してきました。どちらも素晴らしい魅力を持つブランドであり、最終的にどちらを選ぶべきかは、あなたが時計に何を求めるかによって決まります。この記事の要点をまとめましたので、ご自身の判断の参考にしてください。

タグ・ホイヤー関連記事
【タグホイヤープロフェッショナル｜200mの定価】を徹底解説！中古や買取の相場も！
【空条承太郎の時計はタグ・ホイヤー】モデルや元ネタを徹底解説！
後悔しないタグホイヤーセナモデルの使い方【歴代モデルも解説】
知らないと損！【タグホイヤー コネクテッド】下取りプログラム活用術
【タグ・ホイヤーをつけてる人】のイメージを解説！資産価値や年齢層も
【タグホイヤー モナコ】の値上がりは本当？資産価値と相場を解説！
【タグ・ホイヤーを30代・40代】でつけるのは恥ずかしい？評判と選び方を解説

Lux Watch

高級時計とスマートウォッチ大好きで、日々その魅力を探求しています。

当サイトでは、美しさ・歴史・機能性を兼ね備えた腕時計の魅力をできるだけわかりやすくお届けしています。

気軽に読んでいただけたら嬉しいです。