ROLEX(ロレックス)
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【ロレックスのコマ足し】を正規店でする全知識。費用と安全な依頼先を解説

【ロレックスのコマ足し】を正規店でする全知識。費用と安全な依頼先を解説
tomoaki
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はじめまして。ラグジュアリー・ウォッチ・ダイアリー 運営者の「トキ」です。

ロレックスのブレスレットを調整したい時、「ロレックス コマ足し 正規店」と検索しているあなたは、きっといくつかの疑問や不安をお持ちかと思います。

正規店って、具体的にどこを指すの?コマ足しの料金はいくらかかるんだろう… もしかしてコマやベルト調整には予約が必要だったり、ギャランティカードは絶対に持っていかないといけないのかな?

それに、もし購入時の余りコマ なくした場合はどうなるのか、新しくコマ 購入はできるのか、といった心配もありますよね。中には、自分でドライバーを使って調整できないか、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事でわかること
  • 正規店でのコマ足しの流れと窓口
  • 「余りコマ持ち込み」と「新規購入」の料金目安
  • 自分で調整や中古コマが危険な理由
  • 「修理拒否」リスクの回避方法

ロレックスのコマ足しを正規店でする基本プロセス

ロレックスのコマ足しを正規店でする基本プロセス
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

大切なロレックスのフィット感がしっくりこない時、最も安全で確実な選択肢が「正規店」でのコマ足しです。

ここでは、その基本的な流れ、気になる費用感、そして窓口はどこなのか、といった具体的なプロセスを詳しく見ていきましょう。しっかり理解しておけば、安心して依頼できるかと思います。

コマ足しにかかる料金は?

まず一番気になるのが、料金ですよね。ロレックスのコマ足しにかかる費用は、あなたが「購入時の余りコマを持っているか」「新規にコマを購入する必要があるか」という、主に2つのシナリオによって大きく変動します。

シナリオ1:余りコマを持ち込む場合

これは、時計を購入した際にサイズ調整で外した「余りコマ」を、時計と一緒に正規店へ持参するケースです。最も一般的で、費用負担も軽いパターンですね。

この場合の費用は「技術料(工賃)」のみです。具体的な金額は、日本ロレックスの方針や、持ち込む店舗(購入店か否か)との関係性にもよりますが、一般的には数千円程度とされることが多いです。

さらに、購入した正規販売店に持ち込んだ場合、アフターサービスの一環として無料で対応してくれるケースも少なくないようです。これは非常に嬉しいポイントですね。

シナリオ2:新規にコマを購入する場合

余りコマを紛失してしまった、あるいは中古や並行品で購入した時点ですでにコマが不足していた、という場合は、正規サービスカウンターで新規にコマ(部品)を購入し、取り付けてもらう必要があります。

この場合、費用は「部品代」+「技術料(工賃)」となります。そして、この「部品代」が、時計の素材によって劇的に異なります。

  • ステンレススチール (SS)
  • イエローゴールド (YG) やピンクゴールド (PG) とのコンビ (SS/YG)
  • イエローゴールドやプラチナ (PT) の無垢素材

当然ですが、ステンレススチールに比べて貴金属のコマは価格が跳ね上がります。コンビモデルでも数万円、金無垢やプラチナモデルともなると、コマ1つで数十万円というケースも考えられます。

参考までに、市場で噂されるコマ1つあたりの価格目安をまとめてみますが、これはあくまで非公式な情報であり、時期やモデルによって大きく変動する点に注意してください。

素材ブレスレットタイプ(例)参考価格(1コマ)※あくまで目安
ステンレススチール (SS)オイスター / ジュビリー5,000円 ~ 15,000円程度
コンビ (SS/YGなど)オイスター / ジュビリー20,000円 ~ 50,000円程度
イエローゴールド (YG)プレジデント / オイスター50,000円 ~
プラチナ (PT)プレジデント100,000円 ~

【最重要】価格は必ず正規店で見積もりを

上の表は、あくまで「これくらい価格差がある」というイメージを掴むためのものであり、実際の価格を保証するものでは一切ありません。

コマの価格は、モデルの希少性、製造年、為替レートなどによって常に変動しています。正確な費用は、必ず時計本体をサービスカウンターに持ち込み、正式な見積もりを取得してください。

コマ・ベルト調整の予約の要否

コマ・ベルト調整の予約の要否
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

では、実際に「コマ足し」や「ベルト調整」を依頼したい時、どこに行けば良いのでしょうか。そして、予約は必要なのでしょうか。

サービス窓口はどこ?

購入後のメンテナンスにおける「正規店」とは、主に日本ロレックス サービスカウンターを指します。東京(丸の内)、大阪(梅田・心斎橋)、名古屋、福岡などに拠点がありますね。

もちろん、購入した正規販売ブティック(小売店)に相談することも可能です。多くの店舗では、ブティックが受付窓口となり、そこから日本ロレックスのサービスカウンターへ取り次ぐ形になります。店舗によっては、専門技術者が常駐している場合もあるかもしれません。

予約はした方がベター

予約については、必須ではないものの、可能な限り事前にしておくことを強くお勧めします。

特に都市部のサービスカウンターは、国内外からの多くのロレックスオーナーが訪れるため、予約なしで訪問すると、数時間単位の待ち時間が発生することも珍しくありません。

事前に電話やオンライン(可能な場合)で訪問日時を伝えておけば、当日の受付が非常にスムーズになります。作業時間自体は、余りコマの持ち込みによる調整であれば、混雑していなければ即日(30分~1時間程度)、あるいは待機時間内に完了することが多いようです。

ただし、新規にコマの購入が必要な場合や、混雑時、あるいはブレスレットの状態によっては、預かりでの対応となる可能性もゼロではありません。

ギャランティカードは必要か

コマ調整の依頼で訪問する際、「ギャランティカード(保証書)は持っていくべき?」と悩むかもしれませんね。

結論から言うと、ブレスレットの調整(コマ足し・コマ外し)だけを依頼する場合、ギャランティカードが必須ではないケースが多いです。なぜなら、その時計自体がロレックスの「純正品」であることが確認できれば、メンテナンスサービスは受けられるからです。

しかし、私は「必ず持参する」ことをお勧めします。その理由はいくつかあります。

  • 購入履歴の確認
    特に購入した店舗で「無料対応」などのサービスを期待する場合、購入者本人であることや購入日を確認するために提示を求められることがあります。
  • スムーズな受付
    ギャランティカードは、その時計のモデル(リファレンスナンバー)やシリアルナンバーが正確に記載された「戸籍謄本」のようなもの。これがあることで、受付での個体確認が非常にスムーズに進みます。
  • 真贋確認の簡略化
    万が一、時計の状態(例えば、過去に非正規の修理が行われていないかなど)について何か確認が必要になった場合でも、正規の保証書があることで「正規流通品である」という強力な証明になります。

持っていくのが安心

必須ではないかもしれませんが、ロレックスに関するあらゆる手続き(修理、オーバーホール、調整など)の際は、ギャランティカードと、可能であれば購入時の付属品(箱、余りコマなど)はセットで持参する、というスタンスが一番安心・確実かと思いますね。

もしコマをなくしたら

もしコマをなくしたら
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

「購入時の余りコマ、大切に保管していたはずなのに、どこにも見当たらない…」これ、引っ越しや大掃除のタイミングで、意外と“あるある”かもしれません。

もしコマをなくしてしまった場合でも、基本的には心配いりません。

先に「料金」のセクションでも触れた通り、日本ロレックス サービスカウンターで、新規にコマの購入を依頼することが可能です。

サービスカウンターに時計本体を持ち込み、「コマを紛失してしまったので、新しく購入して足したい」と伝えれば、専門のスタッフがモデルと素材を確認し、必要なコマの見積もりと発注手続きを進めてくれます。

ヴィンテージモデルは要注意

ただし、一つ注意点があります。それは、生産終了から長期間が経過した「ヴィンテージモデル」や、一部の特殊なモデルの場合です。

ロレックスも全ての旧モデルの部品を永久に保有しているわけではないため、モデルによっては部品(コマ)の在庫がなく、新規購入ができないケースがあり得ます。その場合、正規サービスでの「コマ足し」は不可能、ということになってしまいます。

現行モデルや、生産終了からそれほど時間が経っていないモデルであれば、まず問題ないかと思いますが、古いモデルのオーナーの方は、この点も念頭に置いておくと良いかもしれません。

正規店でコマを購入する流れ

ここで、ロレックスというブランドの非常に重要で、厳格なブランドポリシーについて、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、「原則として、ロレックスは部品(コマ)のみの販売は行わない」という絶対的な方針です。「コマだけ先に買って、自分で付けたい」あるいは「予備としてコマだけ欲しい」と思っても、正規店(サービスカウンター)でコマだけを渡されることは絶対にありません。

コマの購入を依頼する場合、必ず以下のプロセスを経ることになります。

  1. 時計本体をサービスカウンターに提示する。
  2. 技術者が時計を確認し、必要なコマ(純正品)を発注・準備する。
  3. 技術者の手によって、その場で「取り付け作業」が行われる。
  4. オーナーは、部品代と技術料を支払い、調整済みの時計を受け取る。

なぜここまで厳格なのか?それは、ロレックスが自社の製品と品質、そしてブランド価値を守るためです。

  • 偽造品への流用防止
    純正部品が市場に流出すると、それを利用した精巧な偽造品(スーパーコピー)が作られる温床になります。
  • 不適切な改造の防止
    オーナー自身や非正規の業者が不適切な工具で作業(後述するDIYのリスク)を行うことを防ぎます。
  • 品質管理とトレーサビリティ
    誰が、いつ、どの個体に、どの部品を取り付けたか、すべてロレックス本社が管理することで、完璧なサービス履歴(トレーサビリティ)を確保しています。

この厳しさこそが、ロレックスの資産価値を世界最高水準で維持している根幹なんですね。(出典:ロレックスのアフターサービス – ロレックスのサービス哲学

余りコマ持ち込み時の対応

余りコマ持ち込み時の対応
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

さて、話を戻して、あなたが「余りコマ」を無事に持っている、最もスタンダードでスムーズなケースです。

購入時にサイズ調整で外した「余りコマ」と時計本体をサービスカウンターに持参します。すると、ロレックスの専門トレーニングを受けた技術者が、あなたの手首に合わせて調整を行ってくれます。

この時、彼らは単に「コマを1つ足す」という作業だけをしているわけではありません。ブレスレット全体の「最適なバランス」を考慮してくれています。インプットした情報(データB)にもありますが、プロのフィッティングにはセオリーがあるんです。

  • バックル(留め具)を腕の中央に配置する
  • 調整が必要な場合、6時側(手首の手前側)を短くする

なぜ6時側を短くするのか? それは、人間の手首の形状や、時計を装着した際の重力のかかり方を計算し、バックルがズレにくく、最も快適な装着感が得られるようにするためです。

こうしたミリ単位の調整や、プロならではの「フィット感の追求」は、素人(DIY)では決して真似できない領域。これも正規サービスならではの大きなメリットと言えますね。

ロレックスのコマ足し|正規店以外のリスク

ロレックスのコマ足し|正規店以外のリスク
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

ここまで正規店のプロセスを見てきて、「やっぱり正規店は安心だな」と思う反面、「ちょっと費用が…」「正規店に持ち込むのが面倒…」と感じてしまう気持ちも、分からなくはありません。

その結果、「自分でできないか?」「もっと安く済む方法はないか?」と、正規店以外の選択肢に目が行ってしまうかもしれません。

しかし、その選択には、あなたのロレックスの資産価値を根底から、そして“回復不可能”な形で揺るがす、とてつもなく重大なリスクが潜んでいます。

自分でドライバー調整する危険性

インターネットで検索すると、「ロレックス専用ブレス調整ドライバー」といった工具が、数千円で販売されているのが見つかります。

「高評価レビューも付いてるし、これさえあれば自分でも簡単に調整できるかも」と、ついDIY(自己調整)に惹かれてしまうかもしれません。

しかし、これは最も危険な行為の一つです。

レビューを書いている人が無事に作業を終えられたのは、単に「運が良かった」だけかもしれません。DIYには、目に見える失敗と、目に見えない“致命的な”失敗があります。

目に見える失敗(傷)

最も分かりやすいリスクは、作業時の手滑りです。専用工具を使ったとしても、力の入れ方を誤れば、ブレスレット本体や、大切なネジ頭に深い「傷」をつけてしまう可能性があります。

鏡面仕上げのブレスセンターに入った一本の傷は、想像以上に目立ち、オーナーの心を深く傷つけるでしょう。

目に見えない致命的な失敗(損傷)

本当に怖いのは、こちらです。ロレックスのブレスレットは、一見単純なようで、非常に精密に作られています。

  • ネジ山の潰れ
    ネジを締める力の加減(トルク管理)を素人が誤れば、コマの内部にある「ネジ山(スレッド)」を潰してしまう可能性があります。一度潰れたネジ山は、もう元には戻りません。
  • 変形
    ロレックスのネジには、緩み防止のための「ネジロック剤」が塗布されていることがあります。それを知らずに固着したネジを無理な力で回せば、ネジの頭をナメて(変形させて)しまったり、コマのネジ穴自体を変形させたりするかもしれません。

これら「目に見えない損傷」は、単なる「傷」ではありません。ロレックスのサービス部門から見れば、それは「不適切な手が加えられた“改造品”」と見なされる決定的な証拠です。

数千円の工賃を節約したつもりのDIY作業が、将来、数万円(場合によっては十数万円)かかるロレックスのオーバーホール料金を支払い、正規メンテナンスを受ける権利を永久に剥奪する引き金になり得るのです。

中古のコマを購入するリスク

中古のコマを購入するリスク
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

「正規店でコマを買うと、特に貴金属モデルは高額だから」と、オンラインオークション(ヤフオクなど)やフリマアプリ、中古時計部品店などで「中古のコマ」を探す人もいます。確かに、市場にはロレックスのコマが活発に取引されています。

ですが、冷静に考えてみてください。時計本体ですら、プロでも見間違うほど精巧な「スーパーコピー」と呼ばれる偽物が存在する時代です「コマ単体」で、あなたは本物と偽物を100%見分ける自信がありますか?

真贋判定の限界

インターネット上にはロレックスの偽物を見分ける情報が溢れていますが、その大半は「時計全体」を対象にしたものです。

  • 秒針の滑らかな動き(スイープ運針) → コマ単体では使えません。
  • ガラスの王冠透かし → コマ単体では使えません。
  • 夜光塗料の塗りや発光色 → コマ単体では使えません。
  • リューズの感触や刻印 → コマ単体では使えません。

時計本体の真贋判定で有効とされる手法の9割以上が、コマ単体では役に立たないのです。オーナーが確認できる数少ないポイントは、「ブレスレットのネジ穴の仕上げが甘い」といった部分ですが、近年の精巧な偽造品は、このレベルの仕上げも巧妙に模倣しています。

高額なコマ=高リスクの罠

例えばサブマリーナー用のブレスコマが129,900円といった高値で取引されている事実があります。これは、「希少である」と同時に、「偽造品製造者にとって非常に利益率の高いターゲットである」ことを示しています。

つまり、中古市場において価格が高い部品ほど、偽造する動機が強く働き、より精巧な偽造品が製造・流通するリスクが劇的に上昇するというパラドックスがあるのです。

「大丈夫だろう」という安易な判断で手を出した中古コマが、実は精巧な偽物だった… その「時限爆弾」を、あなたは自ら大切な時計に組み込むことになるかもしれません。

社外品使用と「修理拒否」

中古市場には「偽物(偽造品)」とは別に、「社外品(ジェネリック品)」も存在します。「輸入王オリジナル」や「ロレックス向け」といった形で販売され、「純正ではございません」と明記されている製品です。

これらは偽造品とは異なり、購入者を積極的に欺いてはいません。しかし、ロレックスの厳格なサービスポリシーの前では、その区別に意味はありません。

ロレックスのサービス部門の基準では、

  • 偽物(偽造品)
  • 社外品(ジェネリック品)

このどちらも、等しく「純正品以外のパーツ」です。そして、時計内部であれブレスレットであれ、純正品以外のパーツが一つでも使用されていれば、その時計は「改造品」と認定されます。

そして、「改造品」と認定された時計がどうなるか… もうお分かりですね。

ロレックス本社および日本ロレックスでの、将来のあらゆる修理・オーバーホールを一切受け付けてもらえなくなるのです。これが、ロレックスオーナーにとって最も恐ろしい「修理拒否」という結末です。

(ロレックスの正規修理と民間修理の違いについては、「ロレックスの修理はどこに出す?正規と民間の違いを徹底比較」の記事も、もしよければご一読ください。正規サービスがいかに重要かが分かるかと思います。)

研磨など正規サービスの重要性

研磨など正規サービスの重要性
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

「たかがコマ足しなのに、なぜそんなに大ごとなのか?」と思うかもしれません。それは、その「コマ足し」という一見軽微な作業が、数年後に必ず必要となる「オーバーホール(分解掃除)」という、時計の心臓部を守るための最も重要なメンテナンスに直結しているからです。

ロレックスを長く、正確に愛用し続けるには、数年に一度の正規オーバーホールが不可欠です。その際、時計はムーブメントの隅々まで洗浄・注油され、必要な部品が交換されます。

同時に、多くのオーナーが楽しみにしているのが、ケースやブレスレットに付いた使用傷を磨き上げる「研磨(ポリッシュ)」サービスです。ロレックス本社の研磨技術はまさに神業とも言われ、深い傷さえも目立たなくなり、時計はまるで新品のような輝きを取り戻します。

しかし、です。将来あなたがオーバーホールを依頼した際、ロレックスの技術者が時計を点検し、ブレスレットに一つでも非純正のコマ(偽物や社外品)が使われているのを発見したら、どうなるでしょう?

あるいは、DIYによるネジ山の損傷や、コマの変形といった「不適切な作業痕」を見つけたら?その瞬間、ロレックスはその時計のオーバーホール自体を「修理拒否」します。もちろん、神業の「研磨」サービスも受けられません。

民間修理店という「第三の選択肢」は?

「じゃあ、正規店がダメなら、腕の良い民間(一般)の修理店でオーバーホールすればいいのでは?」と考えるかもしれません。確かに、優れた技術を持つ民間業者は存在します。

しかし、そこにも「不確実性」というリスクが残ります。民間業者は、どうやって交換用コマを入手するでしょうか?誠実な業者であったとしても、その入手経路は、私たちオーナーがアクセスするのと同じ「二次流通市場(中古市場)」である可能性も否定できません。

つまり、そこには常に「偽物」が混入するリスクがゼロではないのです。一度でも正規店以外の第三者の手が加わった時計は、その時点でロレックスから「サービス履歴が不確実な個体」と見なされます。

たとえその後、非純正コマを外して正規店に持ち込んでも、過去の作業痕跡から「修理拒否」の対象となるリスクは残り続けます。

資産価値を守るための選択

ロレックスが単なる高級時計ではなく、「資産」と呼ばれるのには明確な理由があります。それは、他の多くのブランドと異なり、「リセールバリュー(再販価値)」が極めて高いからです。

では、なぜリセールバリューが高いのか? それは、「デザインが普遍的」といった理由だけでなく、「世界中どこでも、メーカー(ロレックス)自身による完璧なメンテナンス体制が将来にわたって保証されている」という、絶対的な信頼性があるからです。

その信頼性を客観的に証明するものが、正規サービスを受けるたびに発行される「修理明細書」や「国際サービス保証書」です。

これらは、その時計が「ロレックスによって真正品と認められ、適切に維持・管理されている」という、何より強力な「お墨付き」の役割を果たします。中古市場において、この「お墨付き」がある個体とない個体では、査定額に大きな差が出ることさえあります。

非正規の手段(DIY、中古コマ、民間修理店)を選ぶということは、目先の数千円や数万円の節約と引き換えに、この最も重要な「お墨付き」を得る権利を未来永劫失うリスクを負う行為に他なりません。

それは、「資産」としてのロレックスの価値を、オーナー自らが毀損させてしまうことと同義なのです。

まとめ:なぜロレックスのコマ足しは正規店が最適なのか

まとめ:なぜロレックスのコマ足しは正規店が最適なのか
画像イメージ:ラグジュアリー時計図鑑

ここまで、正規店のプロセスと、それ以外の選択肢が持つリスクについて、かなり詳しくお話ししてきました。もう、答えはとてもシンプルになっているかと思います。

ロレックスという、高額で精密でかつ「資産」でもあるあなたの時計にとって、「コマ足し」という一見軽微な作業であっても、日本ロレックス サービスカウンターに持ち込むことが、唯一無二の、最も合理的で、最も安全な選択です。

【結論】正規店を選ぶべき最終理由

  • 1. 絶対的な真正性(クオリティ)
    100%純正の新品部品が、専門技術者の完璧な技術で取り付けられる。偽物や損傷のリスクはゼロ。
  • 2. 将来のサービス享受権(将来性)
    「修理拒否」という最悪の事態を100%回避できる。将来のオーバーホールや研磨を受ける権利が守られる。
  • 3. 資産価値の維持(アセット)
    正規の「お墨付き」としてのクリーンなサービス履歴が、あなたのロレックスの資産価値を未来永劫守り続ける。

手間やわずかな費用を惜しんだ結果、数年後に「修理拒否」の宣告を受け、愛する時計がメーカーから見放され、資産価値が暴落する… そんな「回復不可能な結末」を迎えないためにも、ブレスレットの調整は、必ず、正規サービスを利用するようにしましょうね。

それが、大切なロレックスと長く付き合っていくための、オーナーとしての誠実な選択だと私は思います。

情報の正確性について

この記事に記載されている費用やサービス内容、店舗の運用(予約の要否など)は、執筆時点での情報や一般的な傾向に基づいています。ロレックスのサービスポリシーや価格は、予告なく変更されることがあります。

最終的なご判断やお手続きの際は、いかなる場合も、必ずご自身で日本ロレックスの公式サイトや最寄りのサービスカウンターにて最新の情報をご確認ください。

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